2007/10/31 Wednesday

脱穀開始

Filed under: 田んぼと畑 — Akila Gotoh @ 22:49:59

ドタバタと刈り取り&ハゼ掛けを済ませて出国。
村に戻ってから1週間が経過しています。

ようやく仕事のペースも戻ってきたため、今日は脱穀作業に取り掛かりました。
普通、むしろの上で天日干しをする際には3~4日ぐらいで良いようですが、まるまる1ヶ月天日干ししてあります。
常に干している地域もあるとかで、まあ大丈夫だとは思うのですが。。。

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近所の方から万能脱穀機を借りてきていざ作業。

足踏み脱穀機といって、とにかく足踏みをすることでドラムが回転し、ドラムについている爪のようなものが稲モミを稲藁から外していってくれます。

これがまた、人がやっている姿を見ると、なかなか笑える。
当人は必死なのですが。
リズミカルに足踏みししている姿がなんとも可愛い。

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今週一杯で脱穀を終えたいと考えています。
脱穀体験したい方はお気軽にゆっくり村へおいでください。
脱穀を終えたら、とうとうモミ摺りに出して、新米が食べられることにあいなります。

2007/10/29 Monday

ミンガ@エクアドル

Filed under: ゆっくり村エッセイ — Akila Gotoh @ 18:24:07

エクアドル版ゆっくり村&クリキンディのあるアンデス地方には「ミンガ」と呼ばれる習慣がある。簡単に言ってしまえば日本では結(ゆい)と呼ばれる「お互い様の協力体制」だ。クリキンディに新たに家を建てる計画があり、僕の滞在時にもそれに関連してミンガがあった。地域から5名の男性が集まり、旦那のエクトルと僕の計7名で建材となる巨木の運搬を行った。
樹齢50~70年ぐらいあるのではないかと思われるような巨木を新月伐採してあったのだが、それを運搬する作業。日本だったらクレーンやユンボなどの機械を使うスケールなのだが、こちらはなんと人力。「いやぁ、これは無理だろう、ムリムリ」と正直思っていた。

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積み下ろしの様子。積み込みは倍以上の時間が掛かった。日本じゃ、機械を使うだろうなぁ。

が、運搬車のタイヤがぬかるみにハマルなど度重なるトラブルにもめげず「こうしたらどうだ?」「いやいや、それじゃダメだ。こうやったらいいはずだ」と喧々諤々言い合いながらテコの原理や木の棒などを利用しつつ7人がかりで巨木を動かし車に積んでいく。
効率が良いのやら悪いのやら分からないが、「こっちにはこっちのやり方があるからね。私は口出ししないようにしているの。でも、感心するのはなんだかんだ言ってもやり遂げてしまうこと。とてもエクアドル的だなぁ、って感じるよ」とワダアヤ。
コミュニティの人々が協力をしなければ出来ない仕事がある。それを、「お互い様」の文化で補い合いながら進めていく。作業が一段落したら、皆で一緒に食事をして、また作業に戻って。作業自体はかなりハードなものだったけれども、平和な時間だった。
とっても大きな木がたくさん木材として確保された。どんな家が建つのか、木材から創造するに重厚でぬくもりと存在感がある家になるのだろうなぁ。

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「コミュニティの木だからねぇ。1本切った分、10本植え返すことをしたいなぁ」とワダアヤがつぶやいていたことも印象的だった。

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クリキンディの敷地内にある東屋。これも、ミンガで屋根を葺き、皆で立てたという。

2007/10/27 Saturday

エクアドルのゆっくり村を訪ねて

Filed under: ゆっくり村エッセイ — Akila Gotoh @ 13:25:44

ゆっくり村・赤村にはスローカフェ・クリキンディがありますが、地球の真裏エクアドルにもクリキンディがあります。エクアドルのクリキンディはSBS学生でもある和田彩子(通称ワダアヤ)さん一家(エクトルという旦那さんとムユちゃんという娘さんの3人)が運営しています。

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エクアドルの手づくりカブヤ(サイザル麻)製品の生産者と打ち合わせをするワダアヤさん(左)。

クリキンディでは、ソーラー温水器シャワーやコンポストトイレ、雑排水処理設備、雨水利用、月の満ち欠けに順じたバイオダイナミック農法を取り入れた畑、生ゴミや家畜のふんを利用した堆肥活用、薪利用の五右衛門風呂などを取り入れたライフスタイルを実践。その設備や暮らしを旅行者にも安い価格で提供しています。

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コンポストトイレ使用手引き図

持続可能なライフスタイルと農的営み、コミュニティとのつながりを大切にするエクアドル版ゆっくり村プロジェクト。「赤村よりも進んでるよ~」なんて話も聞いていました。
この10月末に待望の訪問を果たし、そこで見て感じたことを皆さんにお裾分けします。

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クリキンディは首都キトから車で北へ2時間ほど移動したコタカチ郡のエル・バタンというコミュニティにあります。コタカチは住民参加型の民衆議会を開催したり、環境保全条例を制定して生態系保護郡を宣言したりし「持続可能な社会作り」を実践しているところです。また生物の多様性と固有性においてとても豊かな地域です。
マーケットやインターネットカフェもあるコタカチ市街地へも徒歩30分ぐらいでアクセスでき、家の両側には4600メートル級のコタカチ山とインバブラ山がそびえ立つように見える標高2千数百メートルのところにあります。

そんなクリキンディ&ゆっくり村エクアドルを一言で表現するのは難しいが、ひとつの特徴はコミュニティをとても重視しているということ。
「私たち家族だけがここでオーガニックだのサステナビリティだのと言うのではなく、コミュニティを巻き込みながらオーガニックやスローということをキーワードに食べていける、豊かに暮らしていけるということを実現&体現していきたい。コミュニティを巻き込んだゆっくり村を創ることが私の夢!」とワダアヤ。
彼女の発想はもちろん実践にもつながっている。例えば、畑の管理や家畜の世話、家の整備、新たな家の建設などの日常の仕事、つまりクリキンディの運営のために地域の青年2人を雇用している。「彼らがオーガニックをコンセプトにして食べていける状態を維持したい。それがしっかり出来れば、エコロジカルなライフスタイルや仕事のあり方がここでも拡がっていくはず」と。
また、「この村ではまだまだ有機栽培に対する認知度は低いけれども、村長は無農薬で作っているらしいの。有機野菜の販路を私たちが確保して拡げていけばコミュニティの人たちもそういった路線を意識してくれると思うのよね。だから、有機野菜の直売所を開きたいのよ!」といった構想もここに書ききれないぐらいさまざま語ってくれました。

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そんな話をしながら、「訪問してくれる人たちにどれだけのものを提供できるか?それを意識したゆっくり村の中身や提供プログラムの充実が今後の鍵だねぇ」「う~む、どんなことが提供できるかねぇ」「やっぱり畑の充実って一番大切だよね」といった共通の課題についての認識もシェアできました。

地域を巻き込み、共にエコでスローでハッピーで持続可能なライフスタイル&コミュニティを確立していくこと。地球の裏側で同じような志を持った仲間と共に過ごした時間は、今後のゆっくり村プロジェクトの展開に良い影響力を出してくれることを確信しています。

ドタバタと播種をして3週間もホッタラカシにしていたわがゆっくり村の田畑。戻ってみればタマネギは芽を出さずでしたが、大根も順調に育ち、ミズナやハクサイもちょっとずつ大きくなっていました。

2007/10/25 Thursday

メキシコとエクアドル

Filed under: ゆっくり村エッセイ — Akila Gotoh @ 16:01:10

メキシコ&エクアドルから戻りました。

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アグロフォレストリーの森
ホセ・ルイスさんの農園には100種類以上の植物と200種類以上の鳥類がいのちを育む。

森林農法

生物多様性
持続可能なライフスタイル
竹活用
食生活
コミュニティ
そんなこんな、いろいろなポイントで刺激を受けました。

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コーヒーの実 左から未熟、完熟、中身の種

深い森の中に居ると、何故か落ち着きますね。
やっぱり森って良いなぁ。すごい力だ。
と、竹や杉だらけの地元の山を思い浮かべながら思ってしまった。
30年かけて、森を作ってきたという話を複数の人から聞きました。
いずれは森作り!?

2007/10/3 Wednesday

稲刈り その2

Filed under: イベントごと, 田んぼと畑 — Akila Gotoh @ 23:17:38

昨日の稲刈り、参加してくれたSさんからこんなメッセージが届きました。
少し引用します。

@@@

一昨日の稲刈り、大変有意義な一日でした。

生まれてはじめての稲刈りだったのですが、
田んぼに驚くほどの虫がいることに感動したり、
稲株の太さに感心したり、
土に触れることが愉しかったり、
虫の鳴き声が心地よかったり、

愉しく稲刈りができました。

@@@

機械でやったら、この広さなら20~30分で終わるだろう、といった話をしていたら、
Sさんが「でも、それだったら田んぼにこれだけ虫がいるのか!?だとか、稲の株ってこんなにごついのだなぁとか、そんなことも感じられないでしょうねぇ」と。

まさしくそうなんですよねぇ。

ザクザク稲を刈りながらも、茎の太さやつかんだ時の手ごたえ
植え方の差による生育の差などいろいろなことを感じ考えます。
機械でザ~っとやってしまったら、そういったことには意識が向かないかもしれませんね。

というわけで、ゆっくり村のゆっくり米、現在、ゆっくり天日干しにて乾燥中です。

昨日はドタバタと赤米を刈り取り、ハゼ掛けを一人でやりました。
結構時間が掛かったのですが、一大オブジェを創っているような気分になって、愉しかったです。
岡本太郎が喜びそうな、美を象徴するような姿になりました。
一人で「美しい!」と言葉を発しながら田んぼを行ったり来たりしていました。

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農的営みはアートである。

さて、私事ですが、3週間ほど日本を離れて、メキシコとエクアドルにて
森林農法
持続可能なライフスタイル
共に生きるコミュニティ
ローカリゼーションなどなど
いろいろ感じ考えて来ます。

戻ったらまた情報発信します。

2007/10/1 Monday

稲刈り その1

Filed under: イベントごと, 田んぼと畑 — Akila Gotoh @ 23:37:26

9月30日に稲刈りをしました。
イベントを企画していたのですが、当日は朝から雨。
お子さん連れの参加も予定されていたため、悪天候の中での作業&風邪引きの心配などがあり、イベントとしては中止になりました。

けれども、前日の夜行フェリーで愛媛県松山からSさんも駆けつけてくれたし、雨も上がって来たので、まずは2人でスタート。

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先日、ゆっくり村住人オカモト氏の田んぼの稲刈りもしましたが、やはり自分が手をかけた田んぼの稲にはまた違った思い入れが生まれるものです。

一株一株ががっしり&しっかりしている気がしました。
親ばか的な勘違いかもしれませんが。。。

田植えの時に、ヒヤヒヤしながら「一本植え」を敢行。周囲の人からは「あんな植え方で育つまい」と言われたものでした。
が、稲の力はすごい。一本の苗が、多いところでは30本以上に株が分かれていました。

そんな株を一つ一つ「ザッ、ザクッ」と軽快に鎌を操りながら刈っていきます。
刈った稲は束にまとめてきびり(結び)ます。
まとめて結ぶ素材は、稲藁。前日、集落の人の倉庫に長年置いてあった藁をもらってきました。

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「これをな、ヨリを掛けてな、クルクルっと結ぶんじゃ」と村のじい様に習った方法でやってみました。
稲藁をヨル。始めそのじい様の手の中で繰り広げられる「ヨリ」を見せてもらった時には「すごい」とただ感心していました。
が、見よう見まねでやってみたら、それなりに出来ました。
「いやぁ、自分の手から藁で綱が出来上がっていくってのは愉しいですねぇ」なんて話をしながら。

午後からは3人の加勢人が集まり、作業スピードもアップ。
ザクザク刈って、せっせときびります。
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去年は刈り取った稲はコンバインに掛けてその場で脱穀してもらったのですが、今年は「ハゼ掛け」に挑戦です。
何故か、ゆっくり村を展開している赤村では「ハゼ掛け」はほとんどやられません。「手間だからなぁ。そんなことしてられんよ」と。けど、決まって「でもね、天日で干したお米は美味しいよ~」と皆が口を揃えて言います。
イセヒカリという品種、完全無農薬のお米、そして天日干し。これだけ揃えば抜群に美味しいお米になるんじゃないかな、と今から食するのが愉しみです。

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スタートが遅かったこともあって、一日では終わらず、次の日の午前中も軽く作業をしました。
4~5名が加勢してくれたので、何とかなりましたが、「これを一人でやるとなると大変だなぁ」と思ってしまいます。

昔から、村の中では農作業は一人ではできないと言われています。加勢する人、手伝う人の存在があって「お互い様」で成り立っているんですね。
稲刈りに参加してくれた皆様、どうもありがとうございます。

天日干し、1月ほどして、美味しくイセヒカリをいただきます。

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